一緒に日記を書く

最近一緒に日記を書く仲間ができた。

もうすぐ5歳になる娘である。

娘にとってわたしはミューズなので、わたしが取り組んでいることは興味深いことらしい。

気が向いた時に、机にノートを広げてペンを握る姿を見つけるとどこからともなくノートとペンを持ってきて横に腰かける。

娘の真似事、初期は絵を描いていた。しかし、真似事をするのならより本格的にしたらと思って、私は自分が何を書いているのかを説明したことがきっかけだった。

今日が7月15日だということ。

昼ごはんに卵焼きを焼いて食べたこと。

これから、何をして遊ぼうか考えていること。

お仕事で今日やらないといけないこと。

買いたいものがあるけど、買おうか悩んでいること。

ここに書いてあると、忘れた時に思い出せるからいいんだよね。

あなたもすぐ忘れちゃうでしょ、書いてみたら思い出せるよ。

何を書いているのかと、何のために書いているのかを伝えてみた。

「7がつ15にち きょうはわーるどびゅっふえでめんたいこぱんをたべました」

 外食をしたので、それを書くことに一緒に決めた。

大きい文字なのでB5サイズは一行で埋まる。

次の日、昨日の夜ご飯は何をたべたんだっけ?と聞いてみたら、忘れていた。

そこで、「にっき」の登場だ。

「にっき」をみてごらん。昨日のあなたが書いてるはずでしょう。

そうだ!と目を輝かせて、にっきを引っ張り出してきて、めくり、自分の文字を読む。(読めるんだと小さな感動があった)

「7がつ15にち きょうはわーるどびゅっふえでめんたいこぱんをたべました」

昨日はワールドビュッフェに行ったんだ!いっちゃん書いたんだった!

興奮している姿を見て、これはすごいなと思った。

人類の発明。文字。

その存在価値をタイムリーに娘が実感している姿に立ち会えてしまったから。

こういう日常が、たまにあるからこどもと暮らすことはたまらないね。